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2022/9/17
事業再構築補助金 第6回公募の採択結果が発表されました
事業再構築補助金の第6回公募の採択結果が発表されました。今回は事業再構築補助金の第6回公募の採択結果の概要について解説します。
事業再構築補助金 第6回公募 採択結果の概要
第6回公募では、応募件数は15,340件のうち、7,669件が採択されました。全体の採択率は50.0%となっています。
過去(第1回公募から第5回公募まで)の採択結果は次のとおりです。
応募件数(件) | 採択件数(件) | 採択率 | |
第1回 | 4,326 | 2,866 | 66.3% |
第2回 | 18,333 | 9,336 | 50.9% |
第3回 | 18,519 | 9,021 | 48.7% |
第4回 | 19,673 | 8,810 | 44.8% |
第5回 | 21,035 | 9,707 | 46.1% |
※第1回から第3回の応募件数は要件を満たした件数
第2回以降の採択率は概ね50%前後で推移しており、大きな変化はありません。おおよそ2件に1件が採択される補助金であると言えるでしょう。
類型別の採択率は次のようになっています。
全体の採択率は50.0%となっていますが、類型別に見ると最低賃金枠の採択率が85.7%となっておりとても高い率となっています。最低賃金枠は補助上限が低くなる場合がありますが、補助率が高いことや採択率がとても高いことを考慮すると、最低賃金枠の要件を満たす場合にはこちらの類型での申請を検討すべきと言えるでしょう。
業種別に見ると、製造業、卸売・小売業、宿泊業・飲食サービス業が多くなっていますが、 その他の業種についても幅広い業種で応募・採択されています。
(出典:事業再構築補助金 第6回公募の結果について)
事業再構築補助金に採択された場合の対応
採択おめでとうございます。しかし、これで終わりではありません。
続いて、交付申請を行い、審査が行われ、交付決定を受けた後にようやく補助事業を始めることができます(事前着手の承認を受けていない場合)。
期限までに交付申請を行わないと補助金を受けることはできません。
この後も、補助金を受けるためには、様々な手続きがあり、必要な書類も準備しておかなければなりません。『補助事業の手引き』などをしっかりと読み込んで、この後、手続面での不備がないようにしましょう。
事業再構築補助金に不採択となった場合の対応
今回残念ながら不採択だった場合でも、次回以降の公募に応募することができます。
ただし、同じように応募したとしても、採択される可能性は低いでしょう。また、第7回公募の応募締切は2022年9月30日 18時となっており、時間的な余裕もあまりないため、急いで対応する必要があります。
(関連記事)事業再構築補助金 第7回公募の申請受付が始まりました
事務局に問い合わせをすると不採択の理由を教えてもらうことができます。まず、不採択の理由を確認するようにしましょう。
事務局からは、形式的な不備の有無、事業化点、再構築点について聞くことができ、事業化点と再構築点はA~Cの三段階評価で答えてくれます。
踏み込んだ理由を聞くことはできませんが、例えば「再構築点はA、事業化点はC」という回答であれば、次回申請するにあたっては事業化点を充実される計画に直す必要があることがわかります。
事務局に確認した不採択の理由を踏まえて、事業計画等の見直しが必要となります。
ご自身での対応が難しい場合は専門家に依頼することを検討するとよいでしょう。
まとめ
事業再構築補助金の第6回公募の採択結果について解説しました。
事業再構築補助金で現時点で確定しているのは第8回公募までですから、あと2回の公募となっています。不採択だった場合、時間的な余裕はあまりない中で、不採択理由を踏まえて事業計画を修正することが必要になります。
自社の対応が難しい場合には『みんなの補助金』にご相談ください。